フランチャイズで開業するなら唐揚げ店!唐揚げ屋のメリットとは?

「店を開業し、生計を立てる」

生きてる間に一度は憧れるものです。しかし現実は優しくありません。毎年たくさんの店が出店しては、すぐに廃業になっていきます。

中小企業白書を基に個人事業主の廃業率を見てみると、1年で37%、3年で60%が廃業になっています。10年では88.4%が廃業するそうです。

開業したとしても、10年で90%が廃業する現実を目の当たりにすると、一歩踏み出すのも恐ろしくなるでしょう。

しかしフランチャイズで開業すると、比較的成功しやすくもあります。私のおすすめは唐揚げ店のフランチャイズです。

この記事では、なぜ開業するにあたりフランチャイズがおすすめなのか?唐揚げ店を勧める理由など細かく解説していますので、是非参考にしてください。

フランチャイズとは

フランチャイズとは、店のフランチャイズに加盟することにより、フランチャイズ本部からお店の名前やサービス・商品を使う権利を貰うことです。フランチャイズとして人気があるのはセブンイレブンや、最近だとワークマンも人気ですね。

もっと簡潔に説明すると、本部が運営する店を直営店、本部と契約したオーナーが運営する店がフランチャイズです。

加盟側は対価として、ロイヤリティといった料金を本部に支払います。支払い形態は「月額固定で〇〇円」や「毎月の売上に対して〇%」など、各フランチャイズによって異なります。

フランチャイズのメリット3つ

フランチャイズのメリットとして3つ挙げられます。

  • ブランド力の活用
  • 未経験から始められる
  • 運営だけに集中できる

1つずつ見ていきましょう。

ブランド力の活用

1から自分の店を出店し、繁盛するようになり、かつ安定した収入を毎月得る仕組みを作ることは非常に難しいです。全くの知名度がない状態からだと、まさに修羅の道でしょう。

しかしフランチャイズになることで、その店舗のブランド力を最初から活かせます。一般的に知名度が高い店舗であれば、お客さんも安心して利用しやすいでしょう。最初からブランド力を活かせるため、継続的で安定した収入を見込めます。

未経験から始められる

フランチャイズに加盟して店を出店するまでの間、出店場所など開業までのサポートを徹底的にしてくれるので未経験からでも始められます。

出店場所・開業日時が決まった後は、運営ノウハウや接客方法などの研修を受けることになります。マニュアルもあり、こちらも全くの未経験でも大丈夫です。

開業後も本部から「スーパーアドバイザー」と呼ばれる担当者がアドバイスにきてくれるので、継続して支援を受けられるのです。

運営だけに集中できる

商品やサービス開発はフランチャイズ本部がしてくれるので、自身は運営だけに専念できます。スタッフ採用や教育といった店舗の運営のことだけに集中できるのです。

新しい商品の開発の手間が省けるのは、非常に大きいメリットとなるでしょう。

なぜ唐揚げ店がおすすめなのか?

唐揚げは老若男女問わず、みんなから愛される食べ物です。【唐揚げ】というだけで、買いたくなる人も多いはず。

また海外産の鶏肉などは原価が安く、大きな収益を見込めます。国産を使用したとしても、一定の収益は見込めるでしょう。

小腹が空いたときや、おつまみにしたいときなど色々なシチュエーションに唐揚げはフィットします。仕事帰りに持ち帰って食べたい人も多く、大きな需要があります。

唐揚げ店が増えたといえ、頻繁に目にする訳ではありません。今後も市場の拡大を見込めるからこそ、唐揚げ店をおすすめしたいのです。

唐揚げ専門店を開業するメリット3つ

唐揚げ専門店を開業するメリットは下記の3つです。

  • テイクアウト・デリバリーなど幅広い業態で展開可能
  • クオリティ次第では、食材費を抑え、高単価で販売することが可能
  • ワンオペにより人件費を抑えたリスクの少ない経営が可能

1つずつ見ていきましょう。

テイクアウト・デリバリーなど幅広い業態で展開可能

2020年以降はデリバリーの需要が大きくなりました。デリバリーだけではなくテイクアウトや移動販売の需要も伸びています。2019~2020の一年間で、デリバリー市場は約108%売り上げを伸ばしています。金額に換算すると252億円です。

唐揚げ店はデリバリーだけではなく、テイクアウトや移動販売と、幅広い業態で展開可能です。

クオリティ次第では、食材費を抑え、高単価で販売することが可能

国産の唐揚げは仕入原価が高く儲かりにくいですが、ブラジル産のもも肉などは仕入原価が安く、その分利益も大きくなります。

クオリティが高ければ、仕入原価が安くとも高単価で販売しても売れます。食材費を抑え高単価で販売することで、大きな儲けに繋がるのです。

ワンオペにより人件費を抑えたリスクの少ない経営が可能

唐揚げ屋は1人で経営することも可能です。いわゆる、ワンオペレーション経営です。人件費を抑えることにより、リスクが少ない経営が可能となっています。

ワンオペレーション経営に憧れる人は少なくありません。リスクを抑えつつ、自分の好きなように自由に動く、そんな経営が簡単にできるのです。

唐揚げ屋の開業形態4つ

唐揚げ屋を開業するにあたり、下記の4つの業態に分けることができます。

  1. テイクアウト店
  2. デリバリー店
  3. 移動販売店
  4. イートイン店
  • テイクアウト店は、お持ち帰りだけを提供する形態です。
  • デリバリー店とは、宅配で注文者の自宅まで届けることを指します。
  • 移動販売店はキッチンカーを使い、車で移動しながら販売します。
  • イートイン店は一般的でもある、店内で飲食する飲食店のことです。

他にはテイクアウト×イートイン店、テイクアウト店×デリバリー店など、複数の業態を掛け合わせた飲食店も増えています。

唐揚げ屋の開業に必要な資格や届出書

ここからは、唐揚げ屋の開業に必要な資格や届出書を解説していきます。具体的には下記の6つです。

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理者
  • 飲食店営業許可
  • 防火対象物使用開始届出書
  • 深夜酒類提供飲食店営業開始届出書
  • 移動販売車許可

1つずつ見ていきましょう。

食品衛生責任者

飲食物を取り扱う際、必ず店舗に1人、食品衛生責任者の資格を保持している人を配置しなければなりません。食品衛生責任者の資格の取得方法は、保健所で申請し、各都道府県の講習会を受講することで取得できます。

申請は店舗が完成する10日前までには、しておいた方が良いでしょう。

防火管理者

建物内で火を扱い、店舗の収容人数が30人以上の場合は、火災を防ぐため防火管理者を選任する必要があります。防火管理者は地域の消防署で1~2日間、講習を受講することで取得できます。

飲食店営業許可

イートイン店の場合は、店内で料理を提供するため、保健所から認可を貰わなければなりません。必要な書類として飲食店営業許可申請書、資格証明書、店や厨房の間取り図などを提出する必要があります。
申請費用として16,000~19,000円の代金もかかります。

防火対象物使用開始届出書

建物の一部をテナントとして使用する場合、消防署に防火対象物使用開始届出書を提出する必要があります。誰が物件を使用するのか、何の機器を使用するのか、などの旨を記載しなければなりません。

深夜酒類提供飲食店営業開始届出書

イートイン店で深夜0時以降も酒・アルコール類を提供するなら、警察への届け出が必要です。必ず警察に届出を出しましょう。

移動販売車許可

移動販売をおこなう場合、キッチンカーにも特定の許可が必要です。販売する地域での営業許可申請書類を保健所に提出しなければなりません。

道路上で販売をする場合は、警察から道路使用許可を得る必要もあるので、留意しておきましょう。

まとめ

店を開業して続けていくのは簡単なことではありません。ですがフランチャイズであれば手厚いサポートも受けられるため、続けていける可能性はグッと高くなります。

信頼できる人のアドバイスや支えがあれば、答えは早く見つかります。まずはサポートを受けながら、開業・経営方法の方針を決めていくのが得策でしょう。

この記事が少しでも参考になったなら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。