古賀史健さんの「取材・推敲・執筆 書く人の教科書」を読んでみました。古賀さんは「嫌われる勇気」で世界的ベストセラーになり、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」など他書でも高い評価を受けています。
本書を完成させるのに3年間を費やしたそうで、ページ数も約500ページあります。本の料金も3,000円と決して安くはありません。
読了後の感想を一言で表すと「ライターが書いた、ライターのための教科書」というべきでしょうか。巷に溢れている文章術の本が薄っぺらく感じるほど、この本は奥が深く、内容も充実していました。
ライターを目指して居なくとも、プロフェッショナルな文章が書きたい人には是非読んで欲しい本です。
文章を書くことは誰でもできます。誰でもでき、シンプルであるからこそ「書く」ことは奥が深いのでしょう。改めて日本語の凄さ、美しさも感じることができるはず。
「本書では文章術については、あまり書かない」と著者は語っていましたが、文章術についても学べることはたくさんありました。
本書を読み終えた後、プロのライターの凄さを改めて感じることができ、ライターという肩書を背負うには生半可な覚悟では不可能ということにも気付かされました。
内容が重厚かつボリュームもあります。一読しただけでは、あまりインプットできなかったので、また時間がある時に読んでみたいと思います。
分かりやすく書いてくれているので、ライターでない方にも読みやすい作りになっています。気になる方は、ぜひ手に取って読んでみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。