ストレスで仕事を辞めたいと感じたら?ストレスの対処法も解説

人間誰しもストレスを抱えながら生きています。特に仕事に対してストレスを抱えている方も多いでしょう。しかしストレスを溜めすぎると、社交不安障害や鬱(うつ)になって会社に行けなくなってしまいます。

ストレスで仕事を辞めたいと感じたときは、「退職する」選択肢があるのも忘れてはなりません。退職は奥の手ではありません。使いたいときに使えば良いのです。

この記事ではのストレスによる危険なサイン、対処法、注意点などを説明しています。少しでも参考にしていただければ幸いです。仕事をストレスで辞めたいと感じている方の助けになれば、と思い執筆させていただきました。

仕事のストレスによる危険なサイン(兆候)

仕事のストレスによる危険なサイン(兆候)を説明していきます。

1つずつ見ていきましょう。

頭痛や吐き気が頻繁に起こる

ストレスが溜まると心だけでなく体にも影響が出てきます。頭痛や吐き気といった体調不良はストレスからきているのかも知れません。

他にも腹痛や目まいなど様々な体調不良を引き起こします。ずっと体調不良が続くようだと、ストレスの可能性を疑ってみましょう。

食欲がない

ストレスを抱えていると腹が減っているという感覚がなかったり、食べても美味しく感じなかったりします。食欲がないのはストレスも原因の一つなのです。

意欲の低下

ストレスが溜まると部屋でずっと横になっていたり、何もする気が起きなかったりします。動くのも面倒臭くなるでしょう。最終的に、朝も起きれない状態になってしまいます。

夜に眠れない

ストレスが溜まると夜、寝付けなくなります。疲れているのに何度も目が覚めてしまい、全く寝た気がしません。寝付けないまま朝を迎えることになります。

夜に眠れない状態が続けば、不眠症や精神疾患になってしまう可能性があるので注意しましょう。

お酒が手放せなくなる

ストレスが溜まると酒に依存してしまう人もいます。その状態が続けば、アルコール依存症になってしまう可能性が高いです。

お酒は一時的に嫌なことを忘れさせてくれますが、次の日にはいつもの日常が戻ってきます。アルコール依存症にならないためにも程ほどにしておきましょう。

不安や焦燥感に襲われる

ストレスを抱えすぎると、毎日が憂鬱な気持ちになります。「何をしても楽しくない」「つまらない」といった感情に付きまとわれるでしょう。

次第に気持ちが追い詰められていき、精神疾患を引き起こしてしまいます。不安や焦燥感が強くなってきた際はストレスが溜まっているのだと留意しておきましょう。

仕事によるストレスの対処法

ここからは、仕事によるストレスの対処法を説明していきます。転職する・退職するは一般的ですが他にどんな対処法があるか気になる方はご覧ください。

1つずつ見ていきましょう。

心療内科を受診する

精神科はなかなかハードルが高いかも知れませんが、心療内科は比較的受診しやすいと感じます。気分低下を和らげる薬などは基本的に精神科、心療内科で相談すれば出してもらえます。また休職する際も医師の診断書が必要になるので、心療内科を受診して損はしないはずです。

休職する

一度休職するのも良いでしょう。仕事ばかりしていて仕事から解放された途端に状態が改善する人も多くいます。現在は多くの企業が休職制度や復帰支援などに力を入れているため、休職は認められやすいです。一度職場を離れて心と体を休めるのも立派な仕事です。

親しい人・信頼できる人に相談する

友人や家族、恋人など親しい人に相談するのも手です。何よりお互いの信頼関係が強ければ心療内科に行くより、よっぽど有意義な価値のアドバイスをしてくれるはずです。個人的には、本当に辛くてどうしようもないときは、一度親しい人や信頼できる人に相談することをおすすめします。

なぜ仕事で大きなストレスが溜まるのか?

ここからは仕事でストレスが溜まる原因について説明していきます。

職場の人間関係が悪い

職場の人間関係は転職する理由でも上位を占めています。「悩みの9割は人間関係」という言葉も有名ですね。職場の人間関係が悪ければ悪いほどストレスは瞬く間に溜まっていきます。パワハラやモラハラも昨今は問題になっています。

給料が少なく不満

実務や労働に対して給料が低いと少なからず不満を抱いてしまうものです。毎年ほぼ昇給がなかったり、賞与もなかったりすれば不満は溜まりやすくなるでしょう。そんなときは、一度スキルアップを目指して転職活動してみることをおすすめします。

長時間労働が多く拘束時間が長い

長時間労働が多いと私生活(プライベート)の時間が少なくなってしまいます。仕事のことばかり考えるようにもなりますし、満足にリフレッシュもできません。仕事に追われれば追われるほどストレスも並行して累積していくのです。

責任が重くプレッシャーに耐えられない

仕事において責任感は付きものです。特に正社員は非正規より責任が重いです。責任に対するプレッシャーに弱い人はストレスが溜まりやすくなります。メンタルを鍛えたり、責任感に囚われないようにしましょう。

ストレスで精神疾患になり退職・休職する際の注意点

傷病手当金が受給できるかどうか

精神疾患で退職・休職する際は傷病手当金が受給できるかどうか確認しましょう。特に一人暮らしの方は仕事を辞めると収入が途絶えることになるので、退職・休職時に総務や人事などに確認しておきましょう。

焦って転職先を見つけようとしない

また、焦って新しい仕事先を見つけようとしてはいけません。まずはあなたの心と体調を整えることが先決です。医師から許可が下りれば、就職活動を始めるようにしましょう。

ストレスで仕事を辞めたいときは思い切って退職するのもアリ!

ストレスで仕事を辞めたいときは思い切って仕事を辞めるのもアリだと私は考えています。無理に仕事を続けて体を壊したら元も子もありません。社会復帰に時間がかかったり、復帰できない状態になったりしたら本末転倒です。

まだ次が決まってなくても仕事を退職するのは逃げではありません。自分の健康を一番に考えて選択してくださいね。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。