今、資産運用を始める人が増えてきています。この記事を読んでいる、あなたもそうではないでしょうか?資産運用に対して、下記のイメージを持っている方も多いでしょう。
・怪しい
・損失が大きい
・難しそう
確かに資産運用は入口に入りにくいイメージがあります。しかし、一度入ってしまえば後はトントン拍子で進めます。正しい、やり方をすれば損はせず、将来的にも資産を増やせるでしょう。
そこで今回は、資産運用を始めるにあたり覚えておくこと5つをFP(ファイナンシャルプランナー)2級の資格を持つ私が紹介していきます。
少しでも参考になれば幸いです。では、次項から説明していきます。
目次
資産運用を始めるべき理由
引用元:統計局ホームページ/家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯) (stat.go.jp)
現在、日本人の個人金融資産は預貯金や年金などが8割以上です。一見リスクはないように見えますが、預貯金や年金にはリスクがあります。
老後2,000万円問題
老後資金2000万円は本当に必要?
2019年、金融庁がまとめた報告書に端を発した「老後資金2000万円問題」。内容としては「夫65歳以上、妻60歳以上の高齢夫婦無職世帯では、毎月の収支が約5万円不足することから、20~30年間で総額1300~2000万円不足する」というものでした。 この収支に関しては、総務省の家計調査(2017年)の夫65歳以上、妻60歳以上の高齢夫婦無職世帯の1カ月あたりの収支の平均値が元になっています。 このデータでは、以下の内容が条件になっています。 ・夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみで、無職の世帯 ・実収入は20万9198円、実支出は26万3718円 ・1カ月あたりの不足額は約5万5000円 引用元:老後資金は2000万円必要?その根拠と備え方を解説 [定年・退職のお金] All About
金融庁より2019年に「老後の年金だけでは2,000万円足らない」という発表がされました。つまり、老後の生活を考えると年金だけでは生活ができないという事です。
この発表をきっかけに、自分の資産を増やす=資産運用を始める人も多くなりました。このように、年金だけでは不安といった方も近年増加しています。
国債の問題
預金や保険、年金の一部は国債で運営されています。市場金利が上昇すると、国債価格は下落するのです。
つまり国債は、金利が上昇すると損失が発生してしまう可能性があります。これらのリスクを考慮すると、将来に踏まえて資産運用を始めるべきです。
次項からは、資産運用を始める際に覚えておくこと5つを紹介していきます。
資産運用を始めるにあたり覚えておくこと
必ず将来的な目標を設定する
始めるにあたり、ゴールが何かを決めておくことは重要です。ただ単にお金を増やしたい、皆がやっているから何となくといった理由では成功できないでしょう。
・老後のために資産を増やす
・マイホームを購入するために資産を増やす
・子どもの養育費のために資産を増やす。
こういったゴール(目標)を設定することが、資産運用を始めるにあたり大事なのです。将来どうしたいかを考え、そのために資産運用をするという考え方を持ちましょう。
リターン・リスクの意味を理解する
- リターン=投資による利益
- リスク=不確実性
投資では上記のような考え方をします。リスク=危険 という考えの方も多いですが、リスクとは利益が出るかもしれないし・損失になるかもしれない、といった意味です。
一般的に投資は
- ハイリスク・ハイリターン
- ローリスク・ローリターン
という考え方です。つまり、リスクを取らなければ資産を増やすことは出来ません。
初心者はローリスク・ローリターンという考えを持ちましょう。ハイリスク・ハイリターンは利益が出たときは大きいですが、損失も大きくなります。
短期投資ではなく長期投資をする
- 短期投資=短い期間で大きな利益を得る(ハイリスク・ハイリターン)
- 長期投資=長い期間で少ない利益を得る(ローリスク・ローリターン)
初心者は必ず長期投資から始めましょう。短期投資は確かに大きな利益を得ることが出来ますが、一夜にして全財産を失ったという声もよく聞きます。短期投資はある程度、投資に慣れてからするのをおススメします。
分散投資をする
分散投資とは株式・債権やハイリスク・ローリスクといった事を考慮し、わけて投資することです。バランスよく投資することにより、損失を抑えるといった効果があります。必ず分散投資をしましょう。
銀行には相談しない
始めるにあたり、銀行に相談しにいく人も多いです。銀行が提案する資産運用方法は、銀行側の収益の事だけを考えて提案してきます。 つまり顧客の将来の事を考えて提案しているわけではないのです。
では、誰に相談すれば良いのでしょうか?
ファイナンシャルプランナーに相談する
始めるにあたり、相談する相手にはFP(ファイナンシャルプランナー)をおススメします。
・資産運用方法を相談して決める
・始めた後もサポートしてくれる
・色々な情報を提供してくれる
といった特徴があります。ただし、ファイナンシャルプランナーといっても幅広い分野があります。資産運用に特化したプロに相談しましょう。利用者の口コミを見ることも大事です。
まとめ
① 将来の目標を設定する
② リターン・リスクの意味を理解する
③ 短期投資ではなく長期投資をする
④ 分散投資をする
⑤ 銀行ではなくFP(資産運用に特化した)に相談する。
①~④を理解したうえでファイナンシャルプランナーに相談すると具体的な始め方・運用方法などを教えてくれるでしょう。
私も初めて資産運用をするときは不安な気持ちで一杯でした。しかし、始めるにあたり一歩進む勇気は必要です。一歩踏み出せたらあとはトントン拍子で進みます。
あなたの資産運用が上手くいくことを祈っています。ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。