【初心者】資産運用におけるライフプランニングとは?FP2級が解説!

昨今では、「老後2,000万円問題」や「定年を70歳に引き上げる努力義務」など老後に不安を感じている方は多くいます。その影響からか、資産運用を始める人が増えています。

特に若い世代にデータとして表れているのが実情です。

2021年2月26日の金融庁の報告によると、2020年12月末時点でのNISA口座数が1221万1468口座になったと発表されています。前年対比での増加率は4%です。

つみたてNISAに至っては、302万8259口座前年対比での増加率は1.6倍です。特に20代~30代の口座開設が増えています。(参照元NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について:金融庁 (fsa.go.jp))

資産運用は今後に備えて大切ですが、根本的にライフプランニングありきの資産運用と考える方が正しいでしょう。今回はライフプランニングとは何かをファイナンシャルプランナー2級の資格を持つ私が、簡潔に説明していきます。

ライフプランニングとは

ライフプランニングとは簡潔に言うと、生涯で必要な資金をあらかじめ予測し、計画的にお金を貯めることです。ライフプランニングは絶対するべきだと私は考えています。

なぜなら、一般的に

  • 教育資金
  • 住宅資金
  • 老後資金

人生の三大資金と言われています。お金の支出が比較的大きいからです。

いざという時のために、あらかじめ人生設計をしておき、必要な資金を予測して生涯設計を作ることが私は大事だと考えています。

ライフプランニングにおける効果

ライフプランニングをしておくと、まとまったお金が必要な時に資金が足りなくて困るといった状況が生まれないようになります。あらかじめ資金を予測していたので、お金をすぐに用意できるのです。

仮に資金が足りない状態でも、足りない状態を予測していたら工面方法も考えているので、すぐにまとまった資金を準備できます。お金を借りて工面した場合は、効率的で損をしない返済をすることができるでしょう。

ライフプランニングで予測した資金と実際の資金が大きくかけ離れたり、急な出費が増えて計画とは全く違う生涯設計になったりすることもあるでしょう。しかし、あらかじめ人生設計をして生涯設計を作るという事こそが大事なのです。

ライフプランニングをしていたらどうなるか

あらかじめライフプランニングをしていたらどうなるのでしょうか。例を下記に挙げてみましょう。

将来のために貯金・支出を考えてお金を使う場合(ライフプランニングをしている)

②将来を考えずその場その場で考えながらお金を使う場合(ライフプランニングをしていない)

上記の考えだと②は上手く資金が貯まらないでしょう。

①の場合は人生設計・生涯設計が上手くいかない場合、試行錯誤を繰り返すようになります。

何度も経験し、その都度考えることで計画的にお金を貯められるようになり、人生設計・生涯設計も上手くいくようになっていくのです。以上の点を踏まえ、私はライフプランニングを必ずするべきだという考えです。