ファイナンシャルプランナーとライフプランナーは、どちらも“お金の専門家“になります。では、双方の違いは何なのでしょうか?
ファイナンシャルプランナーとライフプランナーが、ごっちゃになっている人も少なくありません。この記事では、ファイナンシャルプランナーとライフプランナーの違いや、どちらに相談した方が良いかも解説しています。
この記事を読むことで、自分はどちらに相談するのかを考える際、1つの指標になるでしょう。是非とも参考にしていただけると幸いです。
目次
FP(ファイナンシャルプランナー)とLP(ライフプランナー)の違いとは?
ファイナンシャルプランナーとライフプランナーの違いは、生命保険会社で働いているかどうかです。
ファイナンシャルプランナーは、ファイナンシャルプランナーの資格を保有していますが、生命保険会社に勤めている訳ではありません。
引用元:ファイナンシャル・プランナー(FP)とは | 日本FP協会 (jafp.or.jp)
一方でライフプランナーは、保険会社に就職できた段階で、「ライフプランナー」と名乗れます。ライフプランナーといった資格もありません。
ですが、ファイナンシャルプランナーの資格を持っているライフプランナーも多くいます。またライフプランナーは、生命保険ありきで、相談者のライフプラン(人生設計)をアドバイスします。
引用元:ライフプランナーを知る | ソニー生命保険 (sonylife.co.jp)
FP(ファイナンシャルプランナー)とLP(ライフプランナー)に”相談”した場合の違い
FP(ファイナンシャルプランナー)とLP(ライフプランナー)は比較的似ていますが、相談した場合に違いが現れます。それぞれの相談した際の流れを見ていきましょう。
FP(ファイナンシャルプランナー)に相談した場合
ファイナンシャルプランナーは、色々な観点から推測して、相談者の最適なライフプランを作ります。
最適な手段であれば生命保険を使いますが、他の手段の方が良さそうなら、そちらの案を採用します。つまり、生命保険ありきでライフプランを考えていません。
LP(ライフプランナー)に相談した場合
ライフプランナーは、生命保険ありきでライフプランを考えます。決して、相談者のライフプランを考えていないわけではありません。生命保険を売るのを前提としているので、どうしても生命保険ありきのライフプランになってしまうのです。
もちろん、生命保険を使うのが最適な手段の場合もありますが、他の手段が良さそうでも生命保険を外すという選択肢はありません。
FP(ファイナンシャルプランナー)とLP(ライフプランナー)の”収益構造”の違い
FP(ファイナンシャルプランナー)とLP(ライフプランナー)の決定的な違いは、収益構造です。
「どうやって利益を出しているのか?」、このポイントが非常に重要です。それぞれの収益構造を見ていきましょう。
FP(ファイナンシャルプランナー)の収益構造
ファイナンシャルプランナーへの相談は、基本的に有料です。なぜなら、相談者は大切なお客様でもあり、雇い主でもあるからです。
ファイナンシャルプランナーは、無理に商品をおすすめしません。相談している時点で収益が発生するからです。とはいえ、相談者にとっての最適なライフプランは考えてくれています。
加入を検討している生命保険のデメリットも答えてくれるでしょう。何より相談者は雇い主でもあるため、誠心誠意に対応してくれるに違いありません。
LP(ライフプランナー)の収益構造
ライフプランナーへの相談は、基本的に無料です。なぜなら、報酬を生命保険会社から受け取る仕組みになっているからです。ライフプランナーの雇い主は、生命保険会社になります。
つまり、保険を売らなければ収入は発生しないということです。とはいうものの、ライフプランナーは商品のデメリットもキチンと説明してくれ、相談者のことも真剣に考えてくれています。
しかし、雇い主が保険会社である以上、ライフプランの前提に「生命保険」があるのは致し方ないことです。
まとめ
ファイナンシャルプランナーとライフプランナーは、保険や金融、経済や年金、住宅ローンなどの高い知識・スキルを持っています。もちろん、人によって得意分野・苦手分野もあります。
よって相談する際は、下記のように決めるのが良いでしょう。
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もちろん、どちらにせよ、信頼できるかどうか事前に調べておくことは大切です。この記事が少しでも参考になったなら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。