家を購入した際や賃貸契約をした際に火災保険の加入を勧められる方は多いでしょう。しかし、不動産会社に流されるまま手続きをしてしまうと損をする可能性が高いです。
なぜなら、不動産会社は特定の保険会社と提携を結んでいるケースがあります。なので、自分で選ぶことが重要になってくるのです。火災保険は複雑で難しいというイメージの方も実際多数います。
今回はファイナンシャルプランナー2級の資格を持つ私が、火災保険に加入する際に注意するポイントや、おすすめの決め方について説明していきます。
すでに契約している方も、火災保険はいつでも解約できますのでこれを機に検討しなおすのも良いでしょう。
少しでも参考にしていただけたら幸いです。では、説明していきましょう。
目次
初めて火災保険に加入する際に注意しておくポイント
①建物・家財と別々に補償額を設定しないといけない
火災保険の補償対象は基本的に建物・家財が適用範囲です。しかし建物と家財は別々に補償額を設定しなければなりません。当然、補償額を高く設定すると保険料も高くなります。
また、火災保険は火災による補償だけではなく
- 風災、ひょう災、雪災等
- 水災
- 水濡れ等
- 破損・汚損等
- 盗難
- その他、損害保険会社によって様々なオプション
と非常に幅広い災害やトラブルで補償額を設定できます。
ただ、その分それぞれ補償額を設定するのかしないのか、設定する場合は建物と家財の補償額はいくらに設定するか、と非常に細かく決めなければなりません。
もちろん高く設定しすぎて何もなければ払い損になります。
このように細かく決めなければならないかつ、建物と家財で分かれているため、払い損をする可能性も高くなるので慎重に決めることが大事です。
②一戸建ては賃貸に比べて保険料が高くなる
賃貸は火災保険の加入が義務付けられている場合が多いです。しかし、賃貸向けの火災保険は建物全体ではなく借りる部屋だけが対象です。
単純に一戸建ては建物全体が補償範囲になるので、そのぶん保険料が高くなってしまいます。
火災保険は掛け捨てですので、何もなければ一戸建ての人の方が金額的に損をするという仕組みなのです。
そのことを留意したうえで補償額などを決めていきましょう。
③損害保険会社が多すぎて選ぶのに時間がかかる
損害保険会社は現在53社が存在しています。近年はダイレクト(通販系)と呼ばれる、ネット販売型の損害保険会社も台頭してきています。外国系の損害保険会社も多いです。
少しでも顧客を増やすため、オリジナルのオプションをつけることに各会社は力を入れています。ありがたいのは確かなのですが、顧客の目線からすると一社に絞るのが難しくなります。
多い中で自分に適した保険会社を見極め、火災保険に加入しなければなりません。
④地震保険は単体では加入できない
引用元:地震保険制度の概要 : 財務省 (mof.go.jp)
地震保険は火災保険の付帯として契約する形です。火災保険に入らないと地震保険には加入できません。つまり地震保険に入るには火災保険に加入しているのが条件になります。
また、地震保険には建物・家財に限度額が設定されているので気を付けましょう。
引用元:地震保険制度の概要 : 財務省 (mof.go.jp)
初めて火災保険に加入する際のおすすめの決め方は?
多種多様化で選択肢が増えた分、悩んでしまう方も多いことでしょう。
決めるにあたり、おすすめの方法があります。その方法を次項から説明していきましょう。
火災保険一括見積もりサイトを利用する
見積もりサイトを運営している会社は保険代理店なので安心安全です。一旦全てを補償対象(建物・家財・地震保険)にして見積もり依頼を出しましょう。
後日、見積サイトから見積書が届きます(メールか郵送)複数の損害保険会社の見積もりを出してくれますので、比較が楽に出来ます。
一社に絞った後は、見積もりサイトのサポートサービスを活用しましょう。電話でやり取りができます。
全てを補償対象とし、見積もり金額が出ているので自分の目的の金額になるように、サポートの人と相談していきましょう。自分にあった、適切な取捨選択を提案してくれるので信頼性も高いです。
まとめ
①建物・家財と別々に補償額を設定しないといけない
②一戸建ては賃貸に比べて保険料が高くなる
③損害保険会社が多すぎて選ぶのに時間がかかる
④地震保険は単体では加入できない
上記の解決策=火災保険一括見積もりサイトを利用する
ぜひ、火災保険に入る際は見積もりサイトを活用してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。