茶道は日本の伝統的な文化であり、正に「和」を象徴するといっても過言ではありません。茶道がどういったものか、具体的には分からない人も多いのではないでしょうか?
また茶道を実際に体験してみたいという人も多いはず。この記事では、茶道のことやその歴史に加え、茶道の始め方も解説しています。
目次
茶道とは
茶道とは、客人にお茶を点(た)て、振る舞う行為です。客人は「おもてなし」を受けながらお茶をいただきます。茶道は伝統的な日本の文化であり、細かな作法が決められています。
お茶の点(た)て方に始まり頂き方、座り方、立ち方、歩き方と全ての行動は作法に乗っ取っておこなうのです。茶道の精神は現代日本人の「相手を思いやる心」にも受け継がれています。
茶道の歴史
お茶が日本に広まったのは鎌倉時代であり、室町時代には大勢の人が集まって茶を楽しむ文化が形成されていました。室町時代の「わび茶」を、現在の日本文化である茶道の原型へと発展させたのが「千利休」です。
茶道の流派は千利休を始祖とした1つだけでしたが、今日では500以上の流派が存在すると言われています。その中でも、千利休の子孫によって確立された「三千家」と呼ばれる3つの流派が、代表的な流派とされています。
- 表千家
- 裏千家
- 武者小路千家
茶道を始めるのであれば茶道教室に通おう
茶道を始めたいのであれば、茶道教室に通うことをおすすめします。茶道は全ての行動を作法に乗っ取っておこなうので、一から一連の動作を教わる必要があるでしょう。
先生が分かりやすく解説してくれるので覚えやすいですし、先生や生徒たちの作法を見ることで学ぶことも多いです。オンライン形式で学べる茶道教室も増えてきています。時間がなかったり、外出したくなかったりする人は、オンライン教室で学ぶのも良いでしょう。
茶道教室はインターネットで探そう
茶道教室はインターネットで探すのが手っ取り早いです。ただし、小さい教室はインターネットに載っていないことも多く、見落としがちな傾向にあります。
各流派のサイトを通して探すと、希望の地域の茶道教室を見つけやすくなるので、ぜひとも活用してください。
まずは体験してから入会するかどうかを決める
気になる教室があれば、すぐに入会するのではなく一度体験してみることが大事です。その教室の先生や生徒と馬が合わない可能性もありますし、指導が厳しく辞めておけば良かったと後悔する場合もあります。気楽な雰囲気の教室だったとしても、居心地が悪いと感じる人もいます。
ですので、まずは一度体験してみることが大切です。自分に合う・合わないは勿論あります。楽しく学ぶためにも、必ず体験入学を通して入会するかどうか決めましょう。
茶道を学ぶことで「おもてなし」の心が身に付く
茶道を通して培った精神は、日常生活にも活かせます。茶道の作法として特に重要視されるのが、相手への気遣いです。
確かに作法は細かく定められていますが、決まりに囚われない柔軟な対応力も求められます。相手への気遣いの方が重要だというわけです。茶道で身に付いた「おもてなし」の心は、日常生活においても大いに活かすことができるでしょう。
相手に寄り添うことで、周りから信頼される人間になっていくのです。
まとめ
茶道は日本を象徴する文化でもあり、海外の人からも根強い人気を誇ります。茶道を始めるにあたって、誰もが最初は右も左も分からない初心者です。
もし興味があるならば、一度茶道教室の体験を受けてみることをおすすめします。実際に目に触れ、実践することにより、大きく印象は変わるかも知れません。茶道を学ぶことにより、人としても成長できるに違いありません。