経理とはどんな仕事?未経験でも経理に就職できる?経理について解説!

私は新卒で「経理」という仕事をしていました。もともと会計の専門学校出身だったので不満はなかったのですが、現在ではフリーランスのライターとして活動しています。

この記事では、私が5年間経理で働いて身に付けたものや、未経験から経理で働けるかどうかについて解説しています。

この記事を読むことで、経理とはどんな仕事なのか、その大まかな概要は掴むことができるでしょう。経理という職業に興味がある方は、ぜひとも参考にしていただけたら幸いです。

経理とは?

経理を簡潔に説明すると、“会社のお金を管理すること”です。言い換えると、日々のお金の流れ・取引の流れを記録する役割を持ちます。

社長を含めた経営陣は、経理が作成した財務状況報告資料に基づいて、会社の経営方針を決定します。経営陣の意思決定においても、経理は重大な役割を背負っているのです。

経理に地味なイメージを持つ方も多いですが、会社にとっては欠かせない存在です。経理業務をこなすには、1円の差異も出さないほどの正確さが必要になってきます。

経理職を通して身に付けたもの3つ

経理職で身に付けたものは下記の3つです。

  • 数字に強くなった
  • 整理整頓・キッチリさ
  • コミュニケーション能力が

1つずつ見ていきましょう。

数字に強くなった

経理は、1日中数字を見ていることも多いです。自然と数字に対する記憶力・暗記力が良くなっていきます。計算することも多いので、計算力も上がりました。

整理整頓・キッチリさ

経理という仕事は、細かいところまでキッチリしないとダメな部分があったり、1円の大切さを実感できたりする職種です。また、機密保持と言って、安易に情報を漏洩したりすることは許されません。

  • 資料を他の部署の人に見られない、適正な場所に直しておく
  • 手形や重要な書類を無くさないよう、デスクには必要最低限なものだけ出しておく
  • すぐに取り出せるように、直した資料や事務用品の場所を覚えておく

上記のようなことが自然と出来るようになりました。

コミュニケーション能力

ハッキリ言うと、人とあまり関わらないといったイメージを経理には持っていたのですが、実際は全然違いました。同じ部署はもちろん、他部署や営業所・電話対応など様々な人と多く関わります。

コミュニケーションが苦手でも勝手にコミュニケーション能力が身につきます。また、企業の数字を知っているということもあり、言葉を選んで話す場面もあるので、その会話に合った適切な言葉を選べるようにもなりました。

経理職に興味がある・転職を考えている方へ

経理という職種は、日商簿記の資格を持っていると大きく有利になります。中途採用においては、実務経験者が圧倒的に有利です。経理の経験がない状態で転職するのは、難しいのが現実です。

ですが、企業は企業会計原則という”法”にしたがって決算書を作成しています。簿記がベースになりますので、やり方や科目の使い方に多少の違いはあれど、企業ごとに大きな違いはないのです。

未経験でも経理に転職する方もいますので、未経験から経理職に転職するのは十分可能です。日商簿記の資格は取っておいた方が良いでしょう。採用される確率がグンと高まりますよ。

この記事が少しでも参考になったなら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。